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ウイスキーの現場から

ウイスキーラバーのみなさん、こんばんは。Whisky Lab 編集部のshikaです。

今回は、8月7日にオープンした今話題の「THE NIKKA WHISKY TOKYO」へ行ってきましたので、そのレポートをお届けしたいと思います。

このバーはニッカウヰスキーのフラッグシップバーとして東京表参道に8月7日から12月25日までの期間限定でオープンしました。カクテルを通じて、ニッカウヰスキーならではのユニークな魅力とウイスキーの多様な楽しみ方を提案するとのことです。

このバーの面白いところは、1つのバーの中に「The Lounge -MEET-(ミート)」と「The Bar -EXPLORE-(エクスプロアー)」の2箇所のバーエリアを設けていること。

◆ The Lounge -MEET-(ミート):コンセプトを“ネオ・クラシック”とし、ウイスキーやバー、カクテルへのなじみが薄い方々や若者層に向けたバーエリアです。気軽にカクテルを楽しんで、ウイスキーの魅力や多様な楽しみ方に“出会って”ほしいという思いを込めて“MEET”と名付けられたそうです。ニッカウヰスキーの商品を使い、海外のバーで定番のカクテルを提供しています。

◆ The Bar -EXPLORE-(エクスプロアー):コンセプトを“革新・イノベーション”とし、ウイスキーがもともと好きな方やカクテルに慣れ親しんでいる方に向けたバーエリアです。ウイスキーの奥深さや新たな魅力を“探求”してほしいという思いを込めて“EXPLORE”と名付けられたそうです。日本国内のトップバー13店とコラボレーションしたオリジナルカクテルを提供しています。

前置きが長くなりましたが、早速店内に入ってみたいと思います。

 

まずは、 The Lounge -MEET-(ミート)から。席に通され渡されたメニューを開くと最初にMEETのコンセプトが記載されていました。エリア毎にメニューが分かれてるんですね。

メニューを読み進めると、オールドファッションドやエスプレッソマティーニなど定番のメニューながらも、桜チップスモークで煙を演出するなど一捻り効いた技が見られました。

その中から注文したのは、やはり定番の「ウイスキーサワー」。これにはニッカ・フロム・ザ・バレルが使用されています。

しばらくしてウイスキーサワーと一緒に運ばれてきたのが、試香紙。これにはニッカ・フロム・ザ・バレルの原液がスプレーされており、その香りを楽しんでもらいたいとのことでした。細やかな演出が効いていますね。

そして、出てきたウイスキーサワーの表面にはニッカウヰスキーのエンブレムが可食シートで乗っていました。この辺りが普段カクテルに馴染みのない人でも楽しめる演出ですよね。

この試香紙でニッカ・フロム・ザ・バレルの本来の香りを確かめられます。

 

ニッカ・フロム・ザ・バレルのエンブレムが乗ったウイスキーサワー。

 

続いて、 The Bar -EXPLORE-(エクスプロアー)に移動しました。ここでは国内のトップバー13店舗とコラボしたオリジナルカクテルを楽しめるということで期待値も一層高まりました。

メニューを広げると、錚々たるバーの店名とクラシックカクテルをさらにこだわったレシピでユニークにアレンジしたカクテル名が記載されていました。このメニューを見ているだけで楽しい気分になりますね。

13店舗の中から今回は「BAR Ben Fiddich」の「PERFECT NIKKA(パーフェクトニッカ)」を注文しました。これはオールドファッションドの進化系ということで作られ、今もBen Fiddichで提供され続けているカクテルのようです。使用されているウイスキーはニッカ カフェグレーン。このカクテルレシピにはコーヒーの芳香水というあまり聞きなれないものが入っています。バーテンダーの方にお聞きすると、コーヒーを蒸留したものだそうで2時間で20mlしか取れない希少な液体なのだとか!このカクテル1杯に5ml入っているので、この1杯だけですでに30分もの仕込みの時間が費やされているのですね!

さらに提供された器は富山の錫が使用されていて、どんなに冷たくても汗をかかない器ということで手に冷たさを感じながらも全く手が濡れないという貴重な体験をすることができました。

味は言わずもがな。濃厚で奥深い味わいを堪能しました。

オールドファッションドの進化系「PERFECT NIKKA」

 

そしてこのバーのもう一つのエリアでは「The Shop -ENRICH-」という物販エリアが展開されていました。ここではニッカウヰスキーのエンブレムやロゴの入ったTシャツやトートバッグ、キャップ、スキットルなどの雑貨が約16種類販売されていました。バーでの余韻を自宅に持ち帰りお客様の日常がより豊かになるようにと願ってENRICHと名付けられたそうです。アイテムも日常使いできそうなアイテムばかりでした。

この「THE NIKKA WHISKY TOKYO」ではウイスキーの魅力がさらに深掘りされていて、普段からウイスキーに馴染みのある人もそうでない人も様々な人が楽しめるように設計されているなと感じました。私もまたウイスキーの魅力について再認識させられた一夜でした。

 

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