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ウイスキーの現場から

ウイスキーラバーのみなさん、こんばんは。Whisky Lab 編集部のshikaです。
今回は、2⽉5⽇に独⽴ブランドとしてリニューアル発売された「ロングモーン」新発売記念イベントに⾏って来ましたのでその内容をレポートしたいと思います。

まず、ロングモーンについて簡単におさらいしたいと思います。

ロングモーンはペルノ・リカール・ジャパン株式会社が展開する『シークレットスペイサイド』コレクションのライナップの⼀つでした。今回、よりプレステージなブランドとして独⽴し、新たな味わいとパッケージに⽣まれ変わり、「ロングモーン18年」と「ロングモーン22年」が発売となりました。

スコットランド・スペイサイド地⽅を代表するシングルモルトウイスキーの⼀つである『ロングモーン』は、産業⾰命真っ只中の1894年、創業者ジョン・ダフが彼のウイスキーを遠く離れた⼟地へ届けるために蒸留所専⽤の鉄道を建設して以来、戦争や不況の苦難を乗り越え、130年にわたり⼀度も蒸留所の稼働を⽌めずにウイスキーを真摯に造り続けています。その⽐類なき洗練と卓越したエレガンスを備えた味わいは、世界中の蒸留家やブレンダーなどから世界屈指の品質と敬愛され続けています。

独⽴ブランドとして新登場する『ロングモーン』は、全てのポートフォリオにおいて、厳選したアメリカンオーク樽で18年以上⻑期熟成された希少価値の⾼い製品のみをリリース。年に⼀度のみボトリングするスモールバッチで毎年新しいバッチを発売するため、コレクション価値が⾮常に⾼いウイスキーなんです。

新パッケージは創業当時20世紀初頭のアールデコ様式にインスパイアされ、創業者によって建設された鉄道をモチーフにした新たなロゴと共に、ラグジュアリーな鉄道旅⾏を連想させるデザインとなっています。

今回、会場となったのは東京駅に隣接している「東京ステーションホテル」。
招待チケットも列⾞の切符⾵になっており⼊場の際には駅員さんが切符を切ってくれるという演出もあり、列⾞との関係性が⾼いブランドらしい仕掛けでした。

まずは、ペルノ・リカール・ジャパンスコッチウイスキーアンバサダーのお馴染み、サイモン⽒によるロングモーンのブランド紹介からスタートしました。

冒頭にも記載しましたが、ロングモーン創業者は蒸留所敷地内に鉄道を引き込み、原料の調達や製品の輸出を⾏うという⾰新的な考えを持っていました。そのアイコニックなモチーフは現在のブランドロゴにもデザインされています。
創業者が建設した鉄道はグレート・ノース・オブ・スコットランド鉄道に繋げていましたが、1950年代の鉄道廃⽌に伴い、その後は敷地内のみ1979年ごろまで⾛り続けました。

ちなみに、1919年には当時留学中の「⽇本のウイスキーの⽗(マッサン)」が⾒習いとして働いていました。マッサンは蒸留所を⾛る鉄道をきっと眺めていたのでしょうね。

続いて、ロングモーン18年、22年に合わせたフードペアリングを体験しました。この⽇のために東京ステーションホテル総料理⻑がロングモーン18年、22年に合う料理を考案したそうです。
しかも列⾞との関わりを考慮し、駅弁仕様での提供というこだわりよう。
⾒た⽬も、味も⾮常にクオリティが⾼くもちろんロングモーンにも合っていたことは⾔うまでもありません。

最後に、特別ゲストとのトークセッションが⽤意されていました。
スコッチウイスキーを愛し、蒸留所には100箇所ほど訪問する旅を続ける写真家・NPO⽇本スコットランド協会会員・⽇本スコットランド学会会員・NPO⽇本スコットランド交流協会元理事でクリエイティブディレクターの加藤秀⽒からロングモーンの魅⼒について語られました。

またロングモーンだけでなく蒸留所の近隣の⼟地にまつわる魅⼒も語られており、⾮常に興味深いお話を伺うことができました。

今回は、ロングモーン新発売記念イベントに参加してきました。普段なかなか体験できない上質なテイスティングやフードペアリングなどどれも素晴らしい経験となりました。

おすすめのブランドですので、店頭やwebで⾒かけた際には是⾮試してみてください!

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