この時期にオススメしたいウイスキー&ショコラのペアリング
Whisky Labをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。
今年も皆様が美味しいウイスキーで乾杯できる良い一年でありますように。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、気付くとお正月も過ぎもう1月の半ば。
来月にはバレンタインデーがありますね。
バレンタインデーといえば、チョコレート。
今では自分自身へのご褒美にちょっと贅沢なチョコレートを買う人も増えていますよね。
ということで、今回はこの季節にぴったりなチョコレートに合うウイスキー3選をご紹介したいと思います。
チョコレートに合うウイスキーのプレゼントもありますので、皆様ぜひ最後までご覧ください!
チョコレートに合わせたいウイスキー3選 ①
【〜海のモルト〜 オールドプルトニー】
1826年創業の最も古い蒸溜所の1つであるプルトニー蒸溜所は、スコットランド本土の北部、北海に面した漁港の町ウィックにあり、「海のモルト」の故郷として愛されています。
ウィックの土地柄を完璧なまでに体現した味わいが魅力で、力強い酒質でありながら、繊細な柔らかさもあります。海辺の貯蔵庫にて潮風をうけながら熟成されることで、海風のような爽やかな潮の香りが漂うウイスキーが出来上がります。
プルトニー蒸溜所のポットスチルは一風変わっており、ネックの先端が途中で切れています。これは、蒸溜所の建設の折、スチル納品の時になって初めて、先端が蒸溜所の天井より背が高いことがわかり仕方なくネックを途中で切り、ラインアームをつなげる形となったというエピソードがあります。
偶然ながら、これがオールドプルトニーの軽やか且つボディのある酒質を生み出すに至りました。
これがネックの先端が途中で切れたポットスチルです。偶然からオールドプルトニーの今の味わいが生まれたなんて、本当に珍しい話ですよね。
そして今回、チョコレートに合わせたいのがオールドプルトニー12年です。
オールドプルトニー12年は、厳選されたバーボン樽(セカンドフィルアメリカンオーク)にて熟成させた、プルトニー蒸溜所の代表作ともいえる一本です。ワームタブ式冷却器など、今では珍しい伝統的な製法で造られ国際品評会でもゴールドメダルを受賞した最高水準のウイスキーです。
テイスティングコメント:
【色味】
スパークリングゴールド
【香り】
リッチで華やか。オールドプルトニー特有のソフトなシトラスの香りにダークキャラメルの甘さとクリーミーなバニラの香りが組み合わさります。トップにはフレッシュな塩のノート。
【味わい】
フルボディでスムース。一口目でハニーとクリームのノートを感じます。そこからよく熟れた果実とフレッシュなスパイスのハーモニーが広がります。
【フィニッシュ】爽快でかすかな塩味を感じます。
このオールドプルトニー12年に併せたいチョコレートが、塩キャラメルチョコレート。海のモルトであるオールドプルトニーの潮風を感じる風味と12年特有のキャラメルの甘さが相性抜群なんです!
この至福のハーモニーを是非味わってみてはいかがでしょうか?
チョコレートに合わせたいウイスキー3選 ②
【アンノック】
100年以上変わらない伝統製法で造られる
ハイランドモルト
ノックドゥー蒸溜所は、アンノックに命を吹き込んだ創設者ジョン モリソンの先駆的なビジョンのおかげで、ハイランド地方西部にあるノックに土地を購入したことから始まり1894年に開業しました。蒸溜所の建設を決めたのは、ノックヒルの麓で発見された泉の水が非常に良質だったためだといわれています。
ノックドゥー蒸溜所は、波乱に富んだ歴史を享受し耐えてきました。不況と戦時中の大麦供給の制限により、2度の蒸溜所閉鎖を経験し、さらには1982年世界中でウィスキーの需要が減少したため、再び閉鎖され、合計3度の蒸溜所閉鎖を余儀なくされます。しかし、1988 年にインバー ハウス社によって購入された最初の蒸溜所となったとき、蒸溜所が再開され新たな時代が幕を開けました。それ以来、伝統に根ざしながらも革新的な姿勢で知られる蒸溜所としての評判は、今もなお高く評価され続けています。
そして、アンノックの中でも特にチョコレートに合わせたいのが、「アンノック12年」。
世界中で知られる、ウイスキー愛好家には欠かせないウイスキー。ライトな味わいながらも複雑で、スムースなのに一筋縄ではいかない。一杯ごとに新たな味に驚かされる、すべての人にとって、なにかを感じさせる仕上がりです。
ストレート、また少しの加水で香りを開いても、もしくはハイボールに仕上げてもすっきりと楽しめます。普段ウイスキーを飲まないという方にもお勧めできる1本です。
テイスティングコメント:
【色味】
黄色がかった優しい琥珀色
【香り】
ソフトで、とてもアロマティック。はちみつとレモンが際立ちます。
【味わい】
柑橘類のフレッシュで甘みのあるスタート。少しの加水でシャープな味のフォルムが劇的に樽香を引き出し丸みのある味わいにします。
【フィニッシュ】
長くスムースなフィニッシュ。
このアンノック12年に合わせたいチョコレートが、チョコレートオランジェ。
アンノック12年がもつ柑橘系のフレッシュな甘味がオランジェの酸味と甘味に非常にマッチします。
ドライフルーツももちろん合いますが、この時期はチョコレートがかかったタイプで是非ペアリングしてみてはいかがでしょうか。
チョコレートに合わせたいウイスキー3選 ③
【スペイバーン】
高品質でお手頃なシングルモルトとして、
人気の高いスペイサイドモルト
スペイバーン蒸溜所は、1897年のヴィクトリア女王在位60年を祝う「ダイヤモンド・ジュビリー」の年に創業しました。それを記念するビンテージのウイスキーを造るため1897年に蒸留する必要があったのです。そのため窓もドアも完成していない吹きさらしの中、作業が行われ猛吹雪の日に最初のスピリッツが流れ出しました。
創業者のジョン・ホプキンスが蒸溜所創設にふさわしい場所を探す際に見つけたのが、スペイサイドの谷に隠れた手付かずの小川、グランティ・バーンでした。スペイ川の支流の一つであるグランティ・バーンには驚くほど柔らかく、ピュアで透き通った水が流れ、ホプキンスはこの川の水が素晴らしいウイスキーを作り出すということを直感的に感じました。
創立から100年以上経った今も変わらずその小川の周りには美しい自然が広がり、スペイバーン蒸溜所はその澄んだ水を使う唯一の蒸溜所なんです。
高品質のウイスキーでありながら、お手頃な価格が多くの消費者に愛され、特に英国と米国で人気を得ているスペイサイドモルトです。
その中でも今回おすすめしたいのがスペイバーン10年です。
サーモンフィッシングで有名な清流、スペイ川の支流を仕込み水に使うことによる透き通った味わいが特長です。
なめらかなのど越し、爽やかでバランスの良さは、女性やモルトを初めて飲まれる方、普段飲みのモルトファンにも気に入っていただけます。スペイサイドの華やかさとバランスの良さが素晴らしいシングルモルトです。
ストレートでも、爽やかにハイボールでもお楽しみいただける1本です。
テイスティングコメント:
【色味】
輝きのあるやや琥珀がかったレモンイエロー
【香り】
レモン、黄桃、シナモン、スペアミント、レモングラス、ハチミツ。
【味わい】
アタックはレモンライムの甘酸っぱい味わい。酸と甘味のバランスがよく、クセのないスッキリとした甘さが心地よく広がります。バランスが良いため飲み飽きず余韻も爽やか。
そんなスペイバーン10年に合わせるのは、、、
実はなんでも合うんです(笑)
元々ウイスキーはチョコレートとの相性が良く、特にスペイバーンはバランスの良い味わいですので、チョコレートと喧嘩する事なくすんなりペアリングすることができます。
これまでチョコレートとのペアリングをやったことがないという人にもおすすめですね。
Whisky Labをご覧の皆様へチョコレートに合うウイスキーをプレゼント!
三陽物産株式会社よりWhisky Labをご覧の皆様へ素敵なプレゼントキャンペーンをご用意いたしました。
■賞品
・オールドプルトニー12年 5名様
・アンノック12年 5名様
・スペイバーン10年 5名様
■当選者数 合計15名様
以下の応募バナーよりぜひご応募ください!