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ウイスキーの現場から:棚紹介(バーボン棚編その①)

ウイスキー棚紹介

こんばんは
Whisky Lab編集部のアメリカンウイスキー担当です!

先週の「ウイスキーの現場から」に引き続き棚紹介となります
今回は中でもバーボン棚に絞って蒸留所別にブランド紹介をしていこうと思います
バーボンって何だという方は、こちらの記事も参考にしてみてください

次何買うか迷っている、普段はスコッチだけどバーボンも気になっているという方の参考になればと思います!

蒸留所別に紹介

バッファロートレース蒸留所 (Buffalo Trace Distillery)

バーボンの中でもハイブランドを数多く保有している巨大蒸留所のうちの一つです
その中でも世界的高評価なブランドは、なかなかアメリカでも日本でも、本当に手に入りにくいボトルが多いです、、、(切実)
手に入らないものばかり紹介してもしょうがないので、
今回は比較的手に入りやすいブランドをご紹介します!

バッファロートレース

バッファロートレースを知るにはまずはこれを飲めと言わんばかりの名前の通りのボトルです
確かに、他ボトルにも共通するような「力強さ < 繊細さ」の味わいなのに厚みのあるボディと心地よい樽の香が知れる一品です
中には一本数十万円にも及ぶハイブランドを保有する蒸留所でありながら、このバッファロートレースは3,000円代でも手に入ります
しかしながら、非常に完成度が高いボトルなので、蒸留所で働いている方々の中には「なんだかんだで、これが一番美味い」と思っている方も絶対にいるはずと筆者は想像しています

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Baffalo Trace Distillery(バッファロー・トレース・ディスティラリー)
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イーグルレア

こちらもバッファロートレース入門ボトル
名前程レアではなく、比較的手に入りやすいです
が、そもそも日本ではスーパーなどでも流通はしていないので知名度はそこまで高くはないのですが、上述のバッファロートレースが好きな方は間違いなく試した方がいいボトルです
個人的バーボンの味わいは、大きく分けて

・香り高くてパンチのあるナッツ系
・上品でコクのあるキャラメル系
・それらのいいとこ取りしたもの
・わが道いく個性派

の4系統に分かれると感じてますが、このボトルは数少ないいいとこ取りタイプだと思ってます
もちろん、個人の趣味嗜好、気分に応じて飲み分けるのが楽しい飲み物なので、これが一番ということではないのですが、特段この棚の中でどれでもいいかな~という気分の時には真っ先に手が伸びているボトルです

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EAGLE RARE(イーグル・レア)
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ヘヴン・ヒル蒸留所 (Heaven Hill Distillery)

高価なブランドが多いバッファロートレースとは打って変わって、ヘヴン・ヒルはコスパ最強ブランドを多く持つ巨大な蒸留所です
ブランド数から見てもバーボンの中では1,2位を争う規模ですが、比較的流通も安定しているブランドも多いため、蒸留所のブランド全制覇も夢ではありません

エヴァン・ウィリアムス

エヴァンウィリアムス 12年 レッド

安価であって洗練された味わいのブランドです
一番熟成年数の高い12年(赤ラベル)でも2023年3月現在、5,000円~7,000円程で手に入ります(近年手に入りにくくなっている気もしますが)
1ボトルを除いてフタがクルクル回るキャップなのが、取っつきやすい銘柄なイメージですが、写真に写っているボトルに共通している色濃くキャラメル風味の強い穏やかな味わいはコストパフォーマンスを考えると間違いなく上位に君臨するブランドのため、デイリードリンクには最適かもしれません

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エライジャ・クレイグ

こちらも、手に入りやすくバーボンとは思えない上品なナッツ感を感じられるコスパ最強ボトルです
ウイスキー初心者におすすめと紹介していましたが、いくら他のボトルを飲んでもまた飲みたくなる中毒性があるので、常にストックしておきたいところです
筆者は当銘柄のバレルプルーフを飲みたくて仕方なく、チャンスを密かに待っているところです

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ELIJAH CRAIG(エライジャ・クレイグ)
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ジムビーム蒸留所 (Jim Beam Distillery)

言わずと知れた世界的有名蒸留所
ジムビームのような大衆向けブランドをはじめ、1万円以上の価値がつくブッカーズといったクラフトバーボンブランドも幅広く保有する、ジムビーム蒸留所ブランドだけでも様々なバーボンの味わいを知れるのが魅力的な蒸留所です
今回は中でもパンチのある味わいの、力強いバーボンを紹介します

ノブクリーク

国内のスーパーマーケットでも手に入る有名ブランド
が、その味わいは非常にはっきりしていて、辛さを感じる程の尖った香りと、香り通りの重厚なナッツ感
というのもアリゲーターチャーという、ワニの皮くらい表面がゴツゴツになるまで焦がした樽を使用してバーボンとしては比較的長期熟成し、アルコール度数も50%~のため全てがすんなり理解しやすい納得の行く味わいが特徴的なボトルです

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KNOB CREEK(ノブクリーク)
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ベイカーズ

近年リブランディングされて、ボトルデザインもWebサイトも刷新された銘柄です
ボトル自体も飲み物としてだけではなく、体験として売っているため、各ボトルに書かれたシリアルナンバーをWebサイト上に入力すると、蒸留所の保管庫のどこで何年何月から熟成されていた樽から出たものなのか、がわかるようになっています
シングルバレルでボトリングしているからこそできる、面白い取り組みです

ウッドフォードリザーブ蒸留所 (Woodford Reserve Distillery)

ケンタッキー州の中でも歴史のある蒸留所のうちの一つで、設立は1812年だとか
ブランドとしてはウッドフォードリザーブのみですが、銘柄は数多く、ダブルオークドやバッチプルーフを始め、モルトベースやウィートベースのモデル展開されています

ウッドフォードリザーブ

蒸留所の名前の通り!バーボンの中でも癖がなく水のように飲める程味わは繊細な仕上がりなのに、しつこくない芯のある深みとコクが癖になる銘柄のうちの一つです
その特性上、カクテルベースに使用される事も多いようで、ミントジュレップやマンハッタンなどなどバーボンベースのカクテルでは右に出るものはおらず、世界中のバーでも愛されているボトルです

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WOODFORD RESERVE(ウッドフォードリザーブ)
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ウッドフォードリザーブ ダブルオークド

スコッチではよく聞く二度熟成、バーボンでもやっています
そしてこの銘柄は特に丁寧で繊細な製法もあって、完成度がめちゃめちゃ高いんです
追加熟成といっても、苦味や木の渋みが強くなっているのではなく、香りとコクが一段と増して、おつまみなしで非常に飲みごたえのあるボトルに仕上がっています
色合いからも感じ取れるかと思いますが、メープルシロップのような濃厚な味わいが楽しめる贅沢な一本です

最後に

以上、棚紹介その①でした!
続きその②に関しても近日公開予定です!お楽しみに!

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