BAR TIMESとWhisky Labのコラボ企画第1弾はじまる
Whisky Labを日頃から熱烈に使ってくださっている皆さん、こんばんわ。日頃のご愛顧ありがとうございます。
いきなりですが、BAR TIMESってご存知ですか?
BAR TIMESは、バーをこよなく愛するバーファンの方々のあいだでとても有名なウェブサイトです。
この度、そのBAR TIMESとWhisky Labがコラボしてお届けする新企画が始まりました。
最近はコロナのせいで外で飲むことも減ってしまい、家飲みを余儀なくされてますよね。お酒好きな人は、より家飲みを充実させたいと思っているはず。
そこで、企画第一弾の今回は、皆様に代わって我々編集部が自宅で楽しむウイスキーに関してアンケート調査を実施し、その結果をコラムでお届けしようと思います。
本コラボ企画は、第2弾・第3弾と続いていく予定ですので、今回「自分のウイスキー愛を暴露し損ねた」、「自分の偏愛っぷりも語りたいんだけど」という稀有なユーザー様は、ぜひWhisky Labに会員登録の上、メール配信を受け取る設定をしておいてください。第2弾・第3弾では、今回にもましてディープな質問をさせていただく予定ですので。
家でウイスキーって飲んでる?
我々はウイスキー情報を専門に扱うメディア。ウイスキーのことを突っ込んで聞かないわけにはいきません。
そこで今回のアンケート調査では、『長引くコロナ禍で家飲みウイスキーに変化あり?「最新 家飲みウイスキー」』と題して、家飲みウイスキーに絞ったアンケートを行いました。
ここからは、その結果を見ながら、皆さんの家飲みウイスキー事情について深掘りしていこうと思います。
自宅でウイスキーを嗜む人たちとは
今回のアンケートでは、231名の方々にご回答いただきました。
では、そもそもどんな方がアンケートに答えてくださったのでしょうか?以下が今回のアンケートに協力くださった方の割合です。
以上のデータを見る限り、アンケートに答えてくださった会員様は圧倒的に男性が多いですね。体感としてもウイスキーを好まれる方はまだまだ男性の方が多い印象です。
とはいえ、ハイボールブームの昨今、「ロックは無理だけど、ハイボールなら飲める」という女性ウイスキーファンも増えつつあります。
シンプルに、ウイスキーと炭酸水と氷だけのハイボールにとどまらず、柑橘系のフレーバーが入ったものや、甘味を強めた缶ハイボールもよくコンビニやスーパーで見かけますよね。
それら少しアレンジの加わった缶ハイボールは、若い女性やウイスキー初心者の男性にとっても、とっつきやすい味になっています。
え?そんなものハイボールじゃない?邪道だ?
美味しいからいいんです。これらをきっかけにウイスキーを嗜む女性が増えたら、それはそれは嬉しいことじゃないですか。
こちらは年代別の集計結果。
そうそう、ウイスキーって昔はダンディなおじさんがバーで飲むもの、というイメージもありましたが、最近は若い人にもウイスキーを楽しんでもらえるよう各メーカーが商品開発を頑張っています。
先に挙げた缶ハイボールもそうですし、ウイスキーのテレビCMでもローラさんや小栗旬さんなど20~30代の芸能人が出演していますよね。
さて、今回のアンケートでは、皆様の家飲みの頻度や飲み方の好み、ウイスキーを選ぶ上での個人的ポイントなどを聞いてみました。
前置きが長くなりましたが、皆さんの回答を見ていきましょうか。
どれくらいの頻度で家飲みされてますか?
いやぁ、よく飲んでますねみなさん。
ほぼ毎日飲まれている方が33%!数にして80人ほどの方が毎日飲まれていますね。
本サイトを見てくださっている方の1/3は、「休肝日」という概念を持ち合わせておられないようです。
それにしても、あらためてお酒という趣味は毎日でも楽しめるいい趣味だなと思わされますね。
他に毎日できる趣味をお持ちの方はいますか?
趣味の休日ではなく、趣味の毎日、最高です。
では、どのような年代の方が毎日飲まれているのでしょうか?ちゃんとデータでバレてます。
圧倒的に40代前半の男性が多いですね!
人生もそろそろ折り返し地点、疲れた仕事終わりに、お気に入りのウイスキーを楽しみに帰路につく、といったところでしょうか?イメージが偏りすぎでしょうか?
でも、家飲みって、仕事のストレス発散や、オンとオフの頭の切り替えという大切な役割もありますよね。
最近飲むようになった、新しい飲み方はありますか?
ここまで丁寧に読んでくださっている皆様、お待たせいたしました。ここで伏線回収です。
そう、空前のハイボールブームの影響がこんなところにデータで表れました。
ハイボールをよく飲むようになった方が約3割もいらっしゃいます。
ロックやストレートを好んでいた方が、ハイボールもよく飲むようになったというパターンも意外とありそうですね。
なにせ筆者もその一人。家飲みの機会が多くなり、せっかくだから少し手間をかけてでもいろいろな飲み方を楽しんでみようという考え方になりました。
ハイボールの後に、ストレート、トワイスアップと続きます。この辺りはさすがウイスキーメディア・バーメディアの読者層といったところでしょうか。
「その他」の回答として「牛乳割り」なんかも挙げられていましたね。ジャックダニエルの牛乳割りなどもいいですよね。牛乳割りをホットでいただくのもこれからの季節にぴったりですね。
あとは「トニック割り」といったマニアックな飲み方にチャレンジしている方も。
在宅の時間が増え、せっかくだから居酒屋やバーでは見かけない飲み方にチャレンジしてみよう!なんて気持ちも起きやすいのかもしれません。テレワークなら少々飲みすぎても、翌朝が気楽ですしね?
ウイスキー銘柄(ブランド)を選ぶ際のポイントはなんですか?
では、みなさんがウイスキーを選ぶ上で何をポイントとして見ているのかについてのアンケート結果を。
こちらは個人的にとても気になる設問です。
家飲みって、結構、自己完結なところがあるじゃないですか。自分で選んで自分で飲んで自分で楽しむというか。
もちろん自分自身が楽しいことが何よりも大切なんですが、他の人って何を基準にウイスキーを選んでいるんだろう?と。
一番多かったのは、味わい。次いで香り。この辺りは当然と言えば当然の結果ですね。
面白いのは4番目に「シングルモルト」がランクインしているということ。
なるほど、シングルモルトか否かがウイスキー選びにおいて重視されているんですね。一昔前は「シングルモルトなんてマニアックなものを」という時代もあったそうですが、今では「シングルモルトがいい!」という方が多いようです。
コスパや安さを重視しているという回答も目立ちますね。バーでの一杯ではなく、家での普段飲みなので、経済性は気になります。なにせ1/3もの回答者の方が「ほぼ毎日飲む」のですから、積もりに積もる家飲み代というのも馬鹿にできません。
他にも、シングルモルトではなく、むしろブレンデッドであることがボトル選びのキーであるという回答や、バーテンダーや友人知人がオススメしているかどうかを判断基準にされているという回答も少なくありません。
また、かなりのウイスキー玄人と思われる方の回答では、「クオリティの高いボトラー」からのリリースであることや、「そのウイスキーの歴史」を重視するというものも見受けられましたね。
家飲みウイスキーにおける不満があれば教えてください。
コロナ禍でお店が閉まってしまい、「ほんとはこのあとどこか飲みにいきたいんだけど」と内心では思いつつも結局家に着いてしまうことも多くなりました。
家飲みには家飲みの良さがあることは間違いありません。
そうはいっても、心のどこかで物足りなさを感じることもあります。そこで、家飲みの不満について聞いてみました。
回答数の多かった順に上から見ていきましょう。
まずなんと言っても一番多かったのは「BARのような雰囲気がない」。
筆者も、コロナ禍前はときどきバーに行っていました。
バーってお酒だけでなく、その場にいる自分や、他のお客さん、薄暗い店内のライトが醸し出す落ち着きや怪しさ、もっというと、こじんまりとした店内を彩る調度品の全てをゆっくりと楽しんでいるんですよね。
自宅では再現できない価値だからこそ、バーという存在が愛され続けているのだと思います。
続いて、「高級ウイスキーが飲めない」「氷がおいしくない」という意見が多いですね。
確かに、家ではなかなか高級ウイスキーを揃えることはできません。もちろん経済的な意味でもそうですが、限定リリースなどの人気ボトルはお金を出しても手に入らないことも少なくありません。
そういうウイスキーも記念に一杯飲んでおく、みたいなことができるのもバーの魅力ですね。
氷についても、やはりバーのクオリティには敵いません。削り出しのずっしりとした丸氷で飲むロックは最高ですよね。
ウイスキーやお酒に関する情報はどこで入手していますか?
この質問は、内心「BAR TIMESとWhisky Labを挙げてくれ〜〜」と祈りながら回答を募りました。
結果、見事(?)10%以上もの方が、BAR TIMESもしくはWhisky Labで情報収集してるよと答えてくれました。祈った甲斐ありです。
でもやっぱり、YouTubeは強いですね。筆者自身、YouTubeでウイスキーを扱うチャンネルをよく見ます。
よくどころじゃなく、ほぼ毎日見ています。私の一番お気に入りのチャンネルはCROSSROAD LABさんなのですが、ご存知の方いらっしゃいますか??
私のウイスキーの知識の大半は、こちらのチャンネルで勉強させてもらったものと言っても過言ではありません。最近ではよく宅飲みのお供として動画を観ながら飲ませていただいております。
と、筆者の個人的お気に入りチャンネルの話ばかりをせずに、自分たちWhisky Labの宣伝もしなくてはいけません。
たくさん読んでください!!!!(直球)
心優しいウイスキーのファンの方々、ご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。
ちなみに、以前CROSSROAD LABさんが動画内で、弊サイトWhisky Labを取り上げて紹介してくださったことがありました。もともとチャンネルのファンだったので、歓喜しまくりでした。その節は大変ありがとうございました。
では、最後にちょっと面白い質問を。
家にあるウイスキーの本数、そのうちよく飲むボトル本数は?
下の円グラフは、家にあるウイスキーの本数は?という質問への回答。
Whisky Labをご覧の方、BAR TIMESをお読みの方、さすがほぼ半数の方が6本以上のウイスキーボトルを所有していると回答されました。
おそらくお酒関連の調査では、歴史上ダントツ日本一の平均所有本数ではないでしょうか?
しかし!!
続く質問で、そのうちよく飲むボトルの本数は?と聞いてみたところ、2~3種類との回答が半数を超えました。
なるほど、みなさん、たくさんウイスキーを所有してはいるけれど、実際よく飲むボトルは限られているということなのでしょう。
かくいう私も、自宅に30本以上のウイスキーを保有しているにもかかわらず、よく飲むものといえば、ジャックダニエル シングルバレル、バランタイン17年、ボウモア15年、くらいでしょうか…..。
家のスペースを占めておきながら、ウン万円も出してこれだけのウイスキーをコレクションしておきながら、結局ついついいつものボトルに手が伸びてしまう、これは人間の性。
とはいえ、私は全然悪いことだと思ってません。
たくさんの種類のウイスキーを自宅でじっくり飲んだからこそ、自分の好みがわかり、またその美味しさを実感するというもの。
そして、しばらく飲んでいないボトルといえども、自宅の酒棚を彩るという大切な役割を果たしています。
少し熱が入りすぎたかもしれませんが、みなさん自由に、たくさんの失敗やお金の無駄を経験しながらも、それ自体を楽しめるウイスキーライフを歩んでください。
まとめ
今回はアンケート企画第一弾として、231名の方を対象に家飲み事情を伺いました。
コロナ禍のせいでなかなか外でお酒を飲むことができない日が長く続いてきました。
バーなんてそもそも20時オープンなもんだから、店を開けることすらできない。
そんなお酒好きにとっては逆風吹き荒れる過酷な2020年・2021年、家飲みを工夫することでなんとか逆境を凌いでいる方々や、逆に思いっきり家飲みを楽しんでいる方々の声を聞くことができました。
多くの人が家飲みを楽しんでおられるようです。
氷や炭酸の用意など少し手間のかかるハイボールを家でも挑戦してみたり、あるいは買ったことのないボトルを思い切って買ってみたり。
とはいえ、やっぱりバーの雰囲気は最高の肴であったことを再認識したり。
このコラムを書いているのは2021年の10月末です。東京都内でも制限が解除され、ようやく心置きなくお店で飲める日々が戻りつつあります。
家飲みを楽しんだ人も、そうでない人も、家では飲めなかった憧れのウイスキーを一杯飲みに、通勤路にあるバーにでも行ってみましょう。
何を頼めばいいのかわからない時は、ぜひWhisky Labを開いて眺めてみてください!きっとお役に立ちますので。