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特別なザ・バルヴェニーが飲める店(連載企画3/4)

連載企画も3回目となりました「特別なザ・バルヴェニーが飲める店」。
前回に続きここで「バルヴェニーって聞いたことはあるけど、よく知らない」なんていう方のためにちょっとだけブランドをご紹介♪

ザ・バルヴェニーは世界的に高い評価を得ているシングルモルトで、その確かな技術と比類なき職人魂が深い味わいを生み出していると言われています。
特徴としては「FIVE RARE CRAFTS(ファイブ レア クラフト)」と呼ばれる類い稀なる5つの職人技。
「専門農家による地産大麦」「伝統的なフロアモルティング」「常駐する銅器職人」「クーパレッジと樽職人」「後熟を開発したモルトマスター」という5つがバルヴェニーの強い個性を形作っています。
↓以前、ウイスキーラボでザ・バルヴェニーを取り上げた際の記事はコチラ!

そんなザ・バルヴェニーのために昨年、日本の伝統工芸士:笠原宗峰氏がオリジナルの銀器を製作。製作にあたっては、スコットランドのバルヴェニー蒸溜所を視察し着想するなど、一大プロジェクトを組んでの展開となりました。
日本有数の文教地区である東京都文京区に、このオリジナル銀器でザ・バルヴェニーを提供する特別なお店が4店舗あるというので、Whisky Lab 編集部が訪問!今回は3店舗目のBar長谷川さんにお話を伺ってきましたので、ウイスキーラバーの皆様へその内容をご紹介いたします。

「本質がしっかりしている正統派だからこそ、色々な飲み方で楽しめる。」

長谷川森人さん(Bar長谷川/根津)

ハイボールでなく、あえて水割りという選択肢も

ご存知の方も多いかもしれませんが、Bar長谷川さんは「氷なしハイボール」で有名ですよね?
「おかげさまでハイボール目当てでお越しになるお客様も多いです。」
なるほど。ではバルヴェニーも1杯目はハイボール、なんていうお客様が多いんでしょうか?
「もちろんハイボールは多いですが、実は水割りも多いんですよ。特にバルヴェニー12年は水割りもおすすめです。」
え⁈ ハイボールで有名なのに?
「バルヴェニー12年は、もちろんハイボールも美味しいんですが、フィニッシュにシェリー樽を使用しているので、水割りにするとよりシェリー感が増すんです。香りや味を探す楽しみ方は、水割りの方が向いていると思います。」
なるほどなるほど。割合はやっぱり1:3くらいですか?
「バルヴェニーはテクスチャがリッチなんで1:2くらいで提供して、あとはお客様がゆっくり時間をかけて自分の好みで楽しんでいただくことが多いですね。」

▲1:2でも全く濃さが気にならないバルヴェニーの水割り。むしろもっと濃いのも試してみたくなる♪

では12年は水割りでいただきます!14年も水割りがおすすめなんでしょうか?
「14年はむしろハイボールをおすすめしてます。炭酸とラム樽由来の味わいが相性バツグンなんです。」

多彩な飲み方を支える、本格的正統派の価値

おー。水割りとハイボールでバルヴェニーの飲み比べなんて、なんだか贅沢な気分です♪
「バルヴェニーは水割りもハイボールもロックも、味がしっかり決まります。どんな飲み方をしても美味しいというのは、おそらく本質がしっかりしているから。本格的な正統派ウイスキーなので価値がブレません。」
もしかして他にもオススメの飲み方があったりするんでしょうか?
「今ならミストとかも美味しいですよ。」
ミスト!なかなか自分では頼まない飲み方です。確か細かいクラッシュアイスに注ぐ飲み方でしたよね? 自宅だとせいぜいかち割り氷までで、クラッシュアイスとなるとハードル高くて…。
「確かにご自宅だと難しいかもしれませんが、ロックが苦手な方でもミストなら抵抗なく飲めたりとおすすめの飲み方です。」
なるほど!では、せっかくなのでミストもいただけますか?

▲左からハイボール、水割り、ミスト。多彩な飲み方でバルヴェニーの魅力を再発見できる。

(ミストを飲みながら)
いや、これは美味しい!
氷+ウイスキーという点ではロックと同じはずなのに全く違いますね。
「バルヴェニーは飲み方によって、実に様々な表情を見せてくれます。もともと水と相性がいいのでクラッシュアイスを通して冷やされ、少しずつ溶けた氷と一緒に口内に流れてくる感じは絶品だと思います。」
「細かい氷がたくさん入っているので、飲み方も勢いよく飲むのではなく、ちょっとこうすするような飲み方になるわけです。そんなところでまた味わいに変化が生まれてくるんだと思いますね。」

1杯目から最後まで、色々な飲み方でずっと楽しめる

これだけ多彩な飲み方が楽しめると、ずっとバルヴェニーで「飲み方」を比べていくのも面白いな、と思いました。
「実際、そういうお客様もいますよ。バルヴェニー縛りで飲み方ごとの味わいの表情を追いかけるという。割り方やバランスの好みは人それぞれだと思うので、ぜひ自分の中のベストバランス、ベストな飲み方を見つけてほしいですね。そうして自分の中のベストを探す際にも、バルヴェニーは最適なブランドだと思います。」

▼プロフィール
長谷川森人(はせがわ もりひと)
「Bar長谷川」オーナーバーテンダー。大学生の時に、1918年に創業し、独自の暖簾分け制度を展開する老舗バー「サンボア」の大阪・梅田「バー・サンボア ヒルトンプラザ店」にてアルバイトをする。大学卒業後、バーやそのほかの業種のアルバイトを経て、東京・銀座「ロックフィッシュ」にて約11年にわたって研鑽を積む。2015年、自身の店を開店。
 
▼店舗情報 
Bar長谷川
東京都文京区根津1-22-16
Tel:03-3822-7577

 

特別なザ・バルヴェニーが飲める店

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