こんばんは
Whisky Lab編集部の福岡担当です
今回は、「ジャパニーズ・ウイスキー・ストーリーズ(JWS) 福岡」のレポートです
何度か福岡に在住しながらWhisky Labコラム執筆を担当してきましたが、ついにウイスキーのリアルイベントへ参加してきました!
JWS福岡ということもあり、九州の新生蒸留所が数多く出展していました
もともと焼酎や日本酒を主に取り扱っていた蔵元が、昨今ウイスキー蒸留を始めているようで、九州発のウイスキーがどんどん増えております!
この記事で少しでも皆さんに知っていただけたら幸いです!
山鹿蒸留所
昨年ニューボーンをリリースした熊本県の蒸留所
阿蘇からも遠くない、まだまだ手付かずの自然が残る山鹿市では、酒造りに適した良質な深層地下水がウイスキー作りに使用されています
盆地のため、夏場は40度近くになることもありますが、冬場はマイナスにもなり国内でも寒暖差の激しい蒸留所の一つですね
そんな山鹿の環境と水で作られた、ウイスキーをバーボン樽で約7ヶ月感熟成したのが、「YAMAGA NEW BORN 2022」
こちらを試飲できました!
全体的にとてもクリーンで、スムースなのが特徴的
味わいはバーボン樽の要素はもちろんですが、素材の旨みや甘味が全体を支配していて素材の良さが感じられる、逸品でした
なかなか環境的に長期熟成の難易度が高そうですが、今後のリリースも楽しみです!
ぜひチャレンジを応援したくなる蒸留所でした!
新道蒸留所
福岡県朝倉市の新生蒸留所
日本酒の老舗の蔵元が開設した蒸留所で、福岡県としては初のウイスキー蒸留所です
初といっても、過去酒造りにおいて様々なチャレンジをされてきた企業でもあり、今回出展で試飲できたウイスキー商品も、蒸留前のものでした
「NEW MAKE」
透き通るような透明のウイスキーです
これを商品としてもラインアップしており、完成度としても高いんです
香りはヘビーな甘味が前面に来ておりますが、口に含むとそこまで重たくなく、爽やかな香りに包まれます
熟成前のウイスキーを味わう機会がなかったので、最初は少し抵抗はありましたが、
香りと味わいの複雑さや奥深さはウイスキーとして十分に楽しめます
嘉之助蒸留所
鹿児島県で2017年から操業しているウイスキー蒸留所
熟成焼酎の先駆者である小正醸造を母体である当蒸留所では、
季節による寒暖差の激しい薩摩半島の海沿いで、徹底した温度管理のもと熟成を行っています
操業開始から6年ほど経った2023年1月に「シングルモルト 嘉之助」をリリースしたばかりのまさにこれからが楽しみな蒸留所のうちの一つです
会場で確認できたのは、ノンピートのリチャーカスク、バーボン、シェリーとバージンオークの新樽もラインナップされておりました
このほかにも新生蒸留所から老舗のウイスキーメーカーまで、20程の蒸留所と九州のバーが出展する貴重な体験でした!
日本国内のウイスキー蒸留所数も100を超えるか超えているのか、という盛り上がりのようですので、Whisky Loverの皆様と一緒にウイスキーを盛り上げていきましょう!
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ブラインドテイスティングのイベントでは、
2択が不正解でした、、、
が、当たり前ですがニューポットでも味わいなど全然違うものもあるので、
熟成が全てではない、ウイスキーの深い部分を改めて感じました