こんばんは。Whisky lab編集部のサクです。
今日は、ウイスキーとコーヒーのお話。
「ウイスキーの現場から」で何か面白いネタはないかな?と考えていると、ふと大学生時代にカフェでアルバイトしていたときのことを思い出しました。
コーヒーにウイスキーを入れた「アイリッシュコーヒー」。
メニューを覚えている時に、「こんなのあるんだ〜」と興味深く思ったのを覚えています。
当時はウイスキーを飲むことがほぼなかったため、美味しいのかな?と半信半疑でしたが、
勉強がてら飲ませてもらうと、それほどウイスキーは強くなく、ほのかな風味が鼻から抜ける「大人の味」という印象を持ちました。
完全に個人的な意見ですが、ウイスキー好きな人は、コーヒーも好きなイメージがあります。
どちらも「大人の愉しみ」という感じですね。
調べてみると、経験や年齢を重ねることでその味の良さがわかる「アクワイアード・テイスト(後天的味覚)」というそうです。
ビールの苦味や、わさびの辛味なども、これにあたるんだとか。
そこで。学生時代よりも(多分)経験も積んで大人になった今!
あのときよりも美味しく感じられるはずだと思い、アイリッシュコーヒーを飲みに行ってみました。
申し遅れましたが、筆者は京都在住なので、京都のお店をご紹介しますね。
「喫茶上ル」というなんとも京都らしいお名前のお店。
鴨川から少し西にある木屋町通の町屋です。ここでアイリッシュコーヒーが飲めるとリサーチし、来てみました。
店内は靴を脱いで上がり、畳で「和」な雰囲気。目の前には「高瀬川」が流れていて、喧騒を忘れて自分の時間を過ごせます。
ありました。
ウイスキーには「ブッシュミルズ」を使用しているようです。「アイリッシュ」ですからね。
もちろんアイリッシュコーヒーを注文し、目の前の川を見ながら待っていると、、、
いいですね〜。ウイスキーに熱々のコーヒーを注ぎ、ボリュームのある生クリーム。
初めからお砂糖が入っているものも多いようですが、ここは自分好みに入れるスタイルです。
アイリッシュコーヒーの飲み方は、混ぜずにそのまま冷たいクリームに口をつけて飲むんです。
冷たいクリームと熱々コーヒーのコントラストがとっても良い感じ。
後味にウイスキーの風味が鼻から抜け、めっちゃくちゃ癒されます!!笑
アイリッシュコーヒーの起源は、冬場に飛行機を待つ乗客の身体を温めるために作られたんだとか。
その通り、飲んでいると身体がポカポカしてきました。
飲み進めていくと、ウイスキーをより強く感じるようになり、砂糖を加えてみると大人のスイーツのような味わいにもなります。
仕事に疲れた後、これを飲んだら最高だろうなあ、、、
と思いつつ、スマホを触ることも忘れてぼーっとしながらアイリッシュコーヒーを飲む休日は、最高でした。
みなさんもぜひ、いろいろな形でウイスキーを楽しんでみてくださいね。