MENU

ウイスキーの現場から

みなさんこんにちは!Whisky Lab 編集部のキマジメです。
今週の「ウイスキーの現場から」は「隠れ家BAR」についてお話ししたいと思います。

そもそも「隠れ家」って、どれくらいの「隠れ具合」を指すんでしょう?

人がたくさん集まる繁華街にあるにも関わらず、裏通りにひっそりと佇んでいたり
古びたビルの奥まった所でこっそりと営業していたり、、などが一般的ですかね笑。
周りにお店系が全くない住宅街の中で、住宅のふりして実はお店だった、、なども
立派な隠れ家かも知れませんね。
今回ご紹介したいお店もそんな「意外な場所」に存在するBARなのです。

「意外な場所」とはどこなのか?答えを先に言ってしまうと、何と「東大の中」なんです!
東大って何?って声が聞こえてきそうですが、特にひねりはありません笑 言わずとしれた
日本アカデミアの頂点「東京大学」のことです。

なぜそんな所にBARが??と多くの方も思うはず!
お店の名は「BAR ABREUVOIR(アブルボア)」といい「動物たちの水飲み場」の意とか。
実はお店の名前はあまり関係がないのですが(すみません、、)
東京大学には教職員の福利厚生や教育研究支援の目的で建設された「ファカルティハウス」という
特別棟があり、世界中から研究者などのゲストが数多く集まることもあって、その方々が快適に滞在いただくために「宿泊施設」「レストラン」「セミナー室」「ヘアサロン」などが用意されたとのこと。
その中の一つとして「BAR」が存在しているというわけです。運営はしっかりとプロに委託されているようですので、各々のクオリティはいうことなし!すごいですよねぇ。

教職員の福利厚生や教育研究支援の目的で建設された 特別棟「向ヶ岡ファカルティハウス」

BARといっても大学の中だしそこまでじゃ、、と多少舐めていた私は実際にお店に入ってみてビックリ!
天然の木材がふんだんに使われたカウンター然り、計算しつくされた照明然り、めちゃめちゃオーセンティックで、ここは銀座のBARか?と思うほどの雰囲気の良さ! BAR好きを自負する方でもワタシと同じような反応をなさるのではないでしょうか?いやー、お店に入っただけで驚かされました。

驚きは続きます。
ウイスキーの品揃えも、質も量もなかなかで、ポピュラーなブランドはまずしっかりと押さえてあり、
それ以外にも個性的なウイスキーも数多く揃っているセンスの良さ!
多忙な東京大学の教授方やそのゲストの方々がわざわざ銀座に出なくても、同等のサービスが受けられますよ、というおもてなしの心を感じました(ワタシの感想です)。

天然木材をふんだんに使われたカウンター。
座るまでもなく、上質感が溢れまくり!

美味しいハイボールをいただきつつ、ふと背後を振り返ると、何と、見るからに上質なソファー&テーブル席が4つほど並んでいるではありませんか! マスターに頼んでソファー席に移動させてもらいましたが、このソファー&テーブルの質感の何と上品なことでしょう。広いし。確かに銀座には素敵なBARが多いですが、ここまでゆったりとしたスペースがあって、静かで、これほど寛げるお店にはなかなか巡り会えないのではないでしょうか? いやー、驚かされっぱなしです。

ゆったりとくつろげるソファー&テーブル席。
4名でも本当に広々と座れて快適!

実は「驚きポイント」はまだまだたくさんあるのですが(お店への入り方とか予約で頂ける中華御膳とか。。)そこはぜひ、ご自身の目と舌で味わってみてください!
やはり良いBARに巡り会えた時の喜びはひとしおですね。また行きたくてウズウズしてきた。。

ウイスキー注目ランキング

関連コラム