MENU

ウイスキーの現場から

みなさんこんにちは!Whisky Lab 編集部のキマジメです。
今週の「ウイスキーの現場から」は、ワタシが個人的に興味のある「ウイスキーのアンティーク雑貨」についてご紹介したいと思います!

最近のウイスキーのブランドツール(BARに置かれているもの)はLEDが内蔵されていたり、アクリル製のスタイリッシュなものが多いように思いますが、どこか平面的で、あまり立体的な(オブジェのような)ものはとんと見かけないなぁと感じています(時代のトレンドや製造コストなどを考えると当然だと思いますが。。)

ワタシはアンティークが好きということもあり、たまたま訪れたBARに“年代物”の雑貨・オブジェを発見するとめちゃめちゃテンションがあがります!

先日伺ったお店はまさにアンティーク雑貨の宝庫!!オーナーの方の趣味によるものなのですが、ここまでキレイな状態で揃っているのは珍しいのではないでしょうか?主にオークションサイトなどから仕入れているとのこと。
今回はその一例をご紹介します(紙面の都合で2点程度なのが残念です。。)

アンティークなストライディングマン

こちらはジョニーウォーカーのシンボル、ストライディングマン。
(席から遠いところに置いてあったので少し写真がぼけてしまっていますが、、)

最近のストライディングマンは(下のイラストのように)だいぶスタイリッシュになっているの比べると、なんとも味わい深い!
今のデザインもかっこいいですが、このレトロな感じもノスタルジックでまたいいですよね。

最近のストライディングマンのイラスト

2つ目はオールドグランダッドの、なんと!日めくりカレンダー!
ラベルにも描かれている、バーボン製造の先駆者と言われた偉大なる祖父(創業者)「ベイゼル・ヘイデン」の胸像と鉄+金メッキで作られた、まさにアンティーク雑貨!
(ちなみにこれはお店に展示されていたものでなく、マスターが奥から特別に持ってきてくれたものなのです!普段寡黙なマスターがちょっと嬉しそうにしていたのが印象的でした笑)

カレンダーを手前に回すと「ギィィ、、、」という音が鳴るのも風情がありますが、中に入っている日付カードもまた鉄板でできているようで、回すたびにガシャン!ガシャン!とまぁまぁ大きめの音が鳴り響きます笑 お客さんが常連の方ばかりで良かったw

このカレンダーを回していくと日付のあとに(前に?)、店主向けにこんなメッセージが流れる仕組みになっています。

正しい日付を常に表示しておいてくださいね。そうすれば、その日が貴店の顧客にとって特別な日であれば、オールドグランダッドの購入を促すことになるでしょうから。
貴店のオールドグランダッドの
在庫をチェックする良い機会ですよー
(1ケ月過ぎたので)

そもそも、カレンダーの下半分に「今日がなんの日か、オールドグランダッドに聞いてみよう」と大きく明記されていて、さきほどの店主向けのメッセージと合わせて考えてみても、、、、
何て商売熱心な時代だったんでしょう!!笑 奥ゆかしい日本人では発想はできても実行はできないことでしょうねぇ。アメリカっぽくユニークで、しかもスマートなテイストに仕上がっているのはさすがだなぁと感じたひとときでした。

今回は2点しかご紹介できませんでしたが、現場(BAR)はこのようなツールがたくさん飾ってあります(お店の方針で一歳飾っていないお店もありますが)。
ウイスキーだけでなくツールをサカナに飲んだり、バーテンダーさんと会話に花を咲かせるのもとても楽しいものです。ぜひ機会があれば皆様もお試しあれ!

ウイスキー注目ランキング

関連コラム