筆者が初めてウイスキーを飲んだ時の話
どうも、Whisky Lab編集部のアメリカンウイスキー担当です。
今回のタイトルは初心者におすすめのウイスキー(バーボン編)というところで、少しばかり筆者が初めてウイスキーを飲んだ時の話をします。
筆者は幼少期からアメリカに憧れていて、物心ついた時には洋画のワンシーンでよく見る、”気合い”を入れるためにフラスコに入っているウイスキー飲んだり、仕事終わりの帰宅時にデカンダグラスに入ったウイスキーをとりあえず一杯飲む。みたいなのになんかかっこいいなぁと思っていたタイプ、いわゆるアメリカかぶれです。
こんなのですね。
いったい何を飲んでるんだろう、美味しいのか?と思いつつ初めて親が飲んでいたウイスキーを飲んだ時には、、「美味しくない!」と感じたのを今でも覚えてます。
それはそうとも、その時飲んだウイスキーは今振り返るとアルコール度数50%超えのフルボディでピート(薬品のような匂いとよく例えられる)の強い銘柄をストレートで飲んだので、それは初心者には味わいが感じられないわけだ。。。
そこで!この記事では、「飲みやすいウイスキーが知りたい!」、「やっぱりウイスキーってかっこいいから飲めるようになりたい!」といった方向けにおすすめのバーボンをご紹介します!
バーボンこそ初心者におすすめ
そもそもバーボンとは?
なぜ、初心者にバーボンがおすすめなのか?の前に皆さんバーボンにどういうイメージを持ってますでしょうか。
「ウイスキーのこと?」とか、「え、ドラゴンボールの?」と思う人もいるかもしれませんが、両方正解です。
要はアメリカで作られているトウモロコシを主原料としたウイスキーの種類の一つだってことだけ覚えておいてください!
よく、アメリカの田舎っていったら背の高いトウモロコシ畑イメージされません?(ホラー映画とか見たことある人はピンと来るかも。。)
そう、主な原料にトウモロコシが使われているんです。
これは他のスコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーにはなかなか見られない原料ですので、トウモロコシ由来の甘みやまろやかさが実はバーボンの最大の特徴であったりします。
初心者におすすめのワケ
もちろん銘柄や個人の味わいにもよりますが、トウモロコシで作られることによって生まれるバーボンの甘みとまろやかさがウイスキー初心者におすすめする理由の一つです。
スコッチはピートという薬品系の香りがする(これがまたクセになるんですが)銘柄もよくあり、とにかく銘柄が多いので、その点バーボンは限られた銘柄の中でお気に入りの一本を見つけやすいといえます。
その他スコッチウイスキーもジャパニーズウイスキーも、なんならお酒全般大好きな筆者ですが、一般的に初心者目線で他のウイスキーと比べるとバーボンは、
- 比較的味がシンプルに届く、うまいかまずいかどっちか
- 価格が比較的安定している
といった理由も含め、バーボンはこれからウイスキーを探索していこうという方にうってつけではないかと思います。
また、バーボンは芳醇な香りのする物も多く、甘いキャラメルやバニラの匂いが飲む前から私達を幸せにしてくれます。
筆者自身、バーボンに限らずウイスキーを注いでから飲む前までに何回も香りだけ楽しんで、「早く飲まんかい」と家族に怒られるほどです。
初心者におすすめのバーボン6選
それでは上記の「わかりやすい味わい」と「価格」を中心に、これからウイスキーを飲みたいといった方へのバーボン6選を紹介します!
初心者におすすめのバーボン6選
- メーカーズマーク
- ジムビーム
- ヘヴン・ヒル
- エヴァン・ウィリアムス ブラックラベ
- エライジャ・クレイグ
- ブレット バーボン
メーカーズマーク
メーカーズマークは言わずと知れた王道銘柄のうちの一つ。
スーパーのお酒コーナーに行くと必ず置いてあるので見たことある方も多いかと。
ウイスキーの中でも「手作り」や「製法」といったキーワードを重視した「クラフトウイスキー」というのをブランドコンセプトとして世に出している銘柄です。
コンセプト通り、ボトル上部の赤いロウは職人がひとつひとつ手作業で行っているので、一本一本に個性が感じられますね。
ロウ付けの動画もぜひ、ご覧ください。
その味わいといったら、バーボンの中でも特にまろやかで優しい舌ざわりとふわふわした甘味と芳醇な香りが楽しめる一本です。
このラインナップの中で、少しでもどれにしようかと迷った方はメーカーズマークを選んでおいて損なしです!
ジムビーム
ジムビームは国内ではハイボールとして飲む「ジムビーム ハイボール」としてよく広告を目にしますね。
数あるバーボンの中でもライトで飲みやすい銘柄です。
とにかくコスパが良く、この夏ぴったりのハイボールにも素晴らしく合うので、カットレモンなど添えて、ちょっぴりお家時間を贅沢に過ごすのはどうでしょうか。
ヘヴン・ヒル
ヘヴン・ヒルはジムビームに並び、コスパ最強バーボンの内の一つです。
味わいもどこかジムビームやメーカーズマークにそれぞれ近しいもので、ハイボールにしてもよし、ロックやストレートでもよし、一本で様々な楽しみ方ができます。
こちらのハイボールに何か添えようと思うなら、ぜひカットしたオレンジを試してみてください。
エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル
どこか見たことあるようなボトル。。と思っている方はおそらく、かの有名なジャック・ダニエル(こちらはバーボンではなくテネシーウイスキー)をイメージされてるのかと。
両方ともかっこいいパッケージですよね!
筆者もいわゆる「パケ買い」、かつ手の届きやすい値段で購入し、このバーボンとは思えないほど爽やかでほんのり甘い味わいに惚れました。
エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルはジムビームと同じく、この時期ハイボールで飲むと最高の一本です。
また、このブラックラベルの他、12年など熟成年数が多いラインアップもあるのですが、本当に同じブランドかってほど味が化ける印象です。
ぜひ、このブラックラベルの後に上位年数の味の変化を楽しんでみてください。
エライジャ・クレイグ
「バーボンは芳醇な香りがする」と述べてきましたが、エライジャ・クレイグは特に顕著で本当にこのウイスキーをはじめ、ウイスキーの香水・アロマが欲しいと思ってます!(きっと同じこと思っている人がいるはず。。笑)
3,000円代と少し他のラインナップより価格が高いですが、ウイスキー全体ではかなりお手頃な価格帯に位置します。
海外でもこの価格で、この完成度・味わいは他にはない。と言われるほどある意味コスパ最強群の1つですね。
味もバーボンに良く感じられるナッツの味、甘く少しほろ苦い余韻が特徴的です。。
ウイスキーは他の食材や物に例えて味わいや香りを表現しますが、このウイスキーはシンプルに「うまい」です。
ブレット バーボン
ブレットバーボンはこのラインナップに含めようか迷いましたが、こちらも初心者にとっても飲みやすいバーボンだと思います。
甘いのも好きだけど、辛いのも好きだなという方にはうってつけのボトルです。
バーボンの中でも非常にバランスの取れた味わいと甘く芳醇な香りの中にもスパイシーさが目立つのが特徴です。
こんなの見たことない、と思う方もいらっしゃると思いますが、カナダのほとんどのリカーショップにずらーっとこいつらが並んでいます。(筆者がカナダ在住経験があり、おそらくアメリカでもそうなんじゃないかと思ってます)
安価で飲みやすい、国外では定番のボトルになってますね。
その人気の証に海外では数多くの賞を受賞しています。
若干他のラインナップのボトルより価格がぶれる時もありますが、基本的に3,000円+程度で購入できますので、ぜひお試しください。
おすすめの飲み方とおつまみ
筆者は基本ストレートで味わってから、どの飲み方が合うかな~と模索し、結局ストレートで飲み続けているタイプですが、強すぎて飲めない!という方にはロックかハイボールでおすすめします。
基本的に今回のラインナップでは、どれでも合わせやすいオールラウンダーが多い中、特にジムビーム、ヘヴン・ヒル、エヴァン・ウィリアムスはハイボールとの相性がいいと思います。
おつまみは、基本的にウイスキーの香りや味に近いものが合うでしょう。バーボンはバニラやナッツのような芳醇な香りと、アイスクリームやチョコレートのような甘さが感じ取られやすいため、
- バニラアイスクリーム
- チョコレートアイスクリーム(パルムやピノ)
- その他ナッツ系のアイスクリーム
- 板チョコ(ミルク)
- ナッツ(度数が高いものは特に)
- カステラ
- ドーナツ
- 揚げ物料理や肉料理(ハイボールなどで)
が比較的合います。
最後に
決して映画で見たから~といってボトルのまま飲んだりとかはしないように。。
健康な状態で、1人でゆっくりまたは友人・家族・大切な人とおしゃべりしながら、美味しいおつまみと一緒に飲むお酒が一番「美味しい」と感じるはずですからね。
ぜひ、この記事があなたの好きなウイスキー探しに少しでもお役に立っていれば幸いです!
初心者におすすめのウイスキー:スコッチ編もお楽しみに!